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「善光寺大本願上人展」 日本橋三越新館

三越前
chariot

日本橋三越新館ギャラリーで開かれている「善光寺大本願上人展-近世二代と
第百二十一世鷹司誓玉上人ゆかりの御品-」に行ってきました。
会期は1月17日(月)までです。

善001

善002


信濃の善光寺の歴史は古く、境内から出土した瓦によって、7世紀後半には既に
寺院が建立されていたことが分かるそうです。

その後、源頼朝や北条氏の保護を受け、南北朝や戦国時代の争乱に巻き込まれたり
しながらも善光寺信仰は全国に広まって行きます。

現在の善光寺は天台宗の「大勧進」と浄土宗の尼寺である「大本願」の二つの
寺院組織によって運営されています。

この展覧会は「大本願」の住職(上人)の揮毫、着用する礼装など、「大本願」に
関係する品々によって構成されています。

代々、「大本願」の住職は公家出身者が勤め、現在の第百二十一世鷹司誓玉上人も
鷹司家出身です。

そのため、展示品にも皇室関係の品が多く含まれています。

「梨子地菊葵紋散蒔絵食籠」 和宮由緒品
善003

和宮は孝明天皇の異母妹で、14代将軍徳川家茂の正室に迎えられています。
幕末に悪化した朝廷との関係を修復しようとした幕府の公武合体政策の一つです。
食籠(じきろう)とは食物を入れる蓋付きの容器です。
直径40cmほどもある大きな物です。
天皇家の菊紋と、徳川家の葵紋をあしらってあり、幕府の願いが形となって
表れています。

「御大禮装束十二単衣」 貞明皇后由緒品
善007

貞明皇后は大正天皇の皇后です。
白の唐衣(からぎぬ)には皇后の用いる鳳凰の紋様、鴬色の表着(うわぎ)には
貞明皇后のお印でしょうか、藤の紋様が使われています。


「春秋草花図」 岡信孝(1932~)
善004

善005

6枚続きの屏風絵で、右側に紅白梅や水仙、左側に牡丹や紅葉がおだやかな筆遣いで
描かれています。


寄進された品も展示されています。

信濃ということで、小林一茶の短冊も何枚かありました。

  はつ雪を着てもどりけり秘蔵猫

  鶯のおや子つとめや梅の花


私は夏に善光寺に行ったことがあります。
晴れた日の朝早く、まだ参拝客のほとんどいない頃に門前町を歩くと、土産物屋の
軒先に並んだ風鈴が風に揺れて一斉にからからと鳴っていました。

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【2011/01/03 07:59】 美術館・博物館 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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