東京
東京駅八重洲口の不忍画廊では、「”瞽女/GOZE” 斎藤真一展」が
開かれています。
会期は1月29日までです。
瞽女(ごぜ)の画家として有名な斎藤真一(1922~1994)の作品10数点が
展示されています。
斎藤真一は1958年にフランスに留学した時に藤田嗣治から、日本の東北地方を
描くことを奨められ、その縁で越後瞽女に惹かれていきます。
越後瞽女は盲目の旅芸人で、春に三味線を手に旅に出て、年の暮れまで
越後各地を回って、瞽女唄を聴かせる人たちです。
斎藤真一が取材を始めた1960年代にはすでに瞽女の数は激減していた
とのことですが、杉本キクエという人に廻り合ってから、多くの話を
聴くことが出来たそうです。
「星になった瞽女『みさお瞽女の悲しみ』」 1972年

雪の越後平野を背景にして、瞽女が独り涙を流し、膝元の三味線には
袋が掛けられています。
山々には赫い夕陽が残り、空には宵の明星が輝いています。
斎藤真一はエッセイで「赫」という字を好んで使っています。
「おつやの死」 1972年

苦楽を共にしたおつや瞽女の臨終の場に集まり、悲しみにくれる瞽女たちです。
おつやは荷物を背負ったままなので、旅の途中で亡くなったのでしょう。
瞽女唄を聴かせているおつやたちの姿は笠地蔵のようです。
2010年には武蔵野市立吉祥寺美術館で、「瞽女と哀愁の旅路 斎藤真一展」が
開かれました。
「瞽女と哀愁の旅路 斎藤真一展」に行った時の記事はこちらです。
不忍画廊のHPです。
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東京駅八重洲口の不忍画廊では、「”瞽女/GOZE” 斎藤真一展」が
開かれています。
会期は1月29日までです。
瞽女(ごぜ)の画家として有名な斎藤真一(1922~1994)の作品10数点が
展示されています。
斎藤真一は1958年にフランスに留学した時に藤田嗣治から、日本の東北地方を
描くことを奨められ、その縁で越後瞽女に惹かれていきます。
越後瞽女は盲目の旅芸人で、春に三味線を手に旅に出て、年の暮れまで
越後各地を回って、瞽女唄を聴かせる人たちです。
斎藤真一が取材を始めた1960年代にはすでに瞽女の数は激減していた
とのことですが、杉本キクエという人に廻り合ってから、多くの話を
聴くことが出来たそうです。
「星になった瞽女『みさお瞽女の悲しみ』」 1972年

雪の越後平野を背景にして、瞽女が独り涙を流し、膝元の三味線には
袋が掛けられています。
山々には赫い夕陽が残り、空には宵の明星が輝いています。
斎藤真一はエッセイで「赫」という字を好んで使っています。
「おつやの死」 1972年

苦楽を共にしたおつや瞽女の臨終の場に集まり、悲しみにくれる瞽女たちです。
おつやは荷物を背負ったままなので、旅の途中で亡くなったのでしょう。
瞽女唄を聴かせているおつやたちの姿は笠地蔵のようです。
2010年には武蔵野市立吉祥寺美術館で、「瞽女と哀愁の旅路 斎藤真一展」が
開かれました。
「瞽女と哀愁の旅路 斎藤真一展」に行った時の記事はこちらです。
不忍画廊のHPです。
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