春たてば
春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすぞなく
春になったので花と見まちがえたのだろうか、白雪のかかる梅の枝で
うぐいすが鳴いている
古今集春歌上6番の歌で、作者は素性法師です。
白梅、白雪、うぐいすを取り交ぜた、春の初めらしい清澄な歌です。
雪を花と見るのは人ですが、それをうぐいすにもさせているのが
面白いところです。
一つ前の、よみ人しらずの歌です。
梅がえにきゐるうぐひすはるかけてなけどもいまだ雪はふりつつ
同じ情景を詠んでいますが、素性法師の歌の明るさと比べてこちらは
まだ寒そうです。
湯島天神の白梅と紅梅です。
今日8日から梅まつりも始まります。


うぐいすの代わりに、東京ミッドタウンのすずめです。

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春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすぞなく
春になったので花と見まちがえたのだろうか、白雪のかかる梅の枝で
うぐいすが鳴いている
古今集春歌上6番の歌で、作者は素性法師です。
白梅、白雪、うぐいすを取り交ぜた、春の初めらしい清澄な歌です。
雪を花と見るのは人ですが、それをうぐいすにもさせているのが
面白いところです。
一つ前の、よみ人しらずの歌です。
梅がえにきゐるうぐひすはるかけてなけどもいまだ雪はふりつつ
同じ情景を詠んでいますが、素性法師の歌の明るさと比べてこちらは
まだ寒そうです。
湯島天神の白梅と紅梅です。
今日8日から梅まつりも始まります。


うぐいすの代わりに、東京ミッドタウンのすずめです。

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