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古今集 春たてば
春たてば
chariot

春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすぞなく

春になったので花と見まちがえたのだろうか、白雪のかかる梅の枝で
うぐいすが鳴いている

古今集春歌上6番の歌で、作者は素性法師です。

白梅、白雪、うぐいすを取り交ぜた、春の初めらしい清澄な歌です。
雪を花と見るのは人ですが、それをうぐいすにもさせているのが
面白いところです。

一つ前の、よみ人しらずの歌です。

梅がえにきゐるうぐひすはるかけてなけどもいまだ雪はふりつつ

同じ情景を詠んでいますが、素性法師の歌の明るさと比べてこちらは
まだ寒そうです。

湯島天神の白梅と紅梅です。
今日8日から梅まつりも始まります。

梅0065


梅0009


うぐいすの代わりに、東京ミッドタウンのすずめです。

ミ0079

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【2011/02/08 00:41】 文学 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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